ヤマノベガ（2004年生、母ヤマノタンポポ）

ヤマノベガ（2004年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時8歳）と交配したヤマノタンポポが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方27戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2007年）

10月31日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、一般D3-2（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた2戦目は、一般D3-2（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（2008年）

5月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から50kg増やして迎えた3戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキタサンメダリストに半馬身届かず2着となった。

5月14日、連闘で迎えた4戦目は、一般D3-2（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ブラックトーマスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中2週で迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のセンノスペシャルに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月17日、中5週で迎えた6戦目は、一般D3-1（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハートオブライトに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月30日、中1週で迎えた7戦目は、一般D2-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月16日、中6週で迎えた8戦目は、一般D1-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のロットオブファイトに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月18日、中8週で迎えた9戦目は、日高樹海ロード特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したシャンハイワールドに半馬身届かず2着に敗北した。

5歳（2009年）

9月10日、約10か月の休み明けで迎えた10戦目は、さくさくヤナギダコ賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた12戦目は、一般D1-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（6戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月21日、中1週で迎えた13戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた15戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（9戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のノースポールに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月18日、連闘で迎えた16戦目は、樽前山特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着を確保した。

6歳（2010年）

1月23日、中8週で迎えた17戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた18戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったスナークツバサに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月22日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトランソニック決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月29日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

10月30日、中6週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は的場勇人騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレッドライオンに1馬身1/4の差をつけて5勝目を手に入れた。

11月13日、中1週で迎えた25戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着を確保した。

11月28日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

7歳（2011年）

3月5日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって15着に終わった。

5月1日、中7週で迎えた28戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた29戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の直江津特別（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

8月11日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた30戦目は、ハンデ戦のリボンナポリン100周年特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた31戦目は、にったん管内農協「よい食」特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた32戦目は、東京馬主協会特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、サクラルーラーに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた33戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、オンファイア賞（門別ダート1800m 雨/重）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、サクラルーラーに3/4馬身交わされて2着となった。

10月6日、中1週で迎えた34戦目は、日高町獣医師会特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサイアーエフェクトに6馬身の差をつけて6勝目を手にした。

8歳（2012年）

6月13日、約8か月半の休養明けで迎えた35戦目は、水揚げ日本一羽幌産甘エビ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた36戦目は、JA平取町「ニシパの恋人」特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた37戦目は、楽天競馬特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた38戦目は、アルファルド特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（9戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた39戦目は、アルーダ日高西部特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた40戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、平取義経特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。