レッドソロモン（2012年生、母アドマイヤリッチ）

レッドソロモン（2012年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋旧約聖書に登場する古代イスラエル王の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時9歳）と交配したアドマイヤリッチが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦5勝。2016年のアンドロメダステークス(オープンハンデ)に勝利した他、2015年の若葉ステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

6月29日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月18日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた5戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

3歳（2015年）

1月25日、中8週で迎えた6戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のラウレアブルームに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月21日、中3週で迎えた8戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のワンダーアツレッタに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2015ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は勢いを失って17着に終わった。

4歳（2016年）

2月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はD.バルジュー騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3月20日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月30日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のピースオブジャパンに1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

7月9日、中9週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のワールドレーヴをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

8月21日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、G2の札幌記念（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

11月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のドレッドノータスをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（2017年）

2月19日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた20戦目は、G3の鳴尾記念（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月16日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

11月18日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上はA.シュタルケ騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた23戦目は、G3のチャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦2勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

6歳（2018年）

2月10日、中9週で迎えた24戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた25戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

7月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、名鉄杯（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7歳（2019年）

1月4日、約6か月の休み明けで迎えた27戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月6日、中4週で迎えた28戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の金盃（大井ダート2600m 曇/重）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた29戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、柏の葉オープンかしわ記念TR（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた30戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、陽春賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンの皐月盃（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、M2のせきれい賞（エスポワールシチー賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2019年8月5日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。