ヒシプラウド（2002年生、母ヒシカポーテ）

ヒシプラウド（2002年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋自尊心のある」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヒシマサル（当時13歳）と交配したヒシカポーテが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方9戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の和生くん・陽子さん結婚記念(一般C8)。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

7月30日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月15日、中4週で迎えた6戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた7戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2006年）

1月31日、中5週で迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C19（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたテラノスパイダー決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月29日、中7週で迎えた9戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小山信行騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月8日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイフクムスメに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月11日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、和生くん・陽子さん結婚記念（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテラノハイトップに1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月10日、中3週で迎えた13戦目は、中山七里特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小山信行騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた14戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小山信行騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。