レーベンスティール（2020年生、母トウカイライフ）

レーベンスティール（2020年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「生き様(独)。父名、母名より連想。生き様で魅了する馬になるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したトウカイライフが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は広富牧場。2024年のオールカマー(G2)に勝利した他、2025年の毎日王冠(G2)を制するなど、重賞4勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広富牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって2,090万円で落札された。

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月13日、デビュー戦は2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したソールオリエンスにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサルヴァトーレを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2023年）

3月25日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（中山芝1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したセオを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

5月14日、中6週で迎えた4戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイドアラジンに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月2日、中6週で迎えた5戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のソールオリエンスに1馬身3/4の差をつけて重賞ウィナーの称号をつかんだ。

4歳（2024年）

5月5日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6月9日、中4週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニシノスーベニアに2馬身の差をつけて2つ目の重賞タイトルを手に入れた。

9月22日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアウスヴァールを豪快な末脚で半馬身差し切って3つ目の重賞タイトルを獲得した。

10月27日、中4週で迎えた10戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2025年）

1月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

6月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、G3のしらさぎステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月5日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るホウオウビスケッツを豪快な末脚で半馬身差し切って4つ目の重賞タイトルを手中に収めた。

11月23日、中6週で迎えた14戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はD.レーン騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。