ステレンボッシュ（2021年生、母ブルークランズ）

ステレンボッシュ（2021年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「南アフリカの都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時11歳）と交配したブルークランズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年の桜花賞(牝G1)に勝利した他、2024年のオークス（優駿牝馬）(牝G1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月23日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るファインラインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月1日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスのサフラン賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したスプリングノヴァにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月19日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスの赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテリオスサラを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

12月10日、中2週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したアスコリピチェーノにクビ差届かず2着に惜敗した。

3歳（2024年）

4月7日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアスコリピチェーノを3/4馬身振り切って桜の女王の座を手にした。

5月19日、中5週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったチェルヴィニアを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。