マリノペガサス（2020年生、母クラウンリバー）

マリノペガサス（2020年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話で、川などの水に関わる精霊。母名から連想」。毛色は栗毛。種牡馬のベストウォーリア（当時10歳）と交配したクラウンリバーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。主な勝ち鞍は2023年のプレーステール特別。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月9日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

10月2日、中8週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では電光石火の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

10月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3歳（2023年）

1月3日、中6週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のおみくじ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ポッドクリフに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中3週で迎えた8戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプレーステール特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のシェナダイヤに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月5日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原周馬騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月17日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、3歳戦のブレッザ賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原周馬騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

6月15日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヴィントシュトース賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月10日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、大返し賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた14戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、あと6日! 第107期騎手候補生募集（川崎ダート900m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月11日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、冬雷賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月1日、中2週で迎えた16戦目は、五煙草賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた17戦目は、雷鼓賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた18戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、天雷賞（川崎ダート900m 雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた19戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、初雷賞（川崎ダート900m 雨/重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。