アナザードリーム（2016年生、母アフロディシアス）

アナザードリーム（2016年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「もう一つの夢」。毛色は鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時7歳）と交配したアフロディシアスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年の雨水特別(一般A6)。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月1日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、キュールエミヤビに半馬身交わされて2着となった。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

3歳（2019年）

2月3日、中5週で迎えた3戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

3月24日、中4週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

6月2日、中9週で迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。17頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/重）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月27日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

4歳（2020年）

7月4日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの生田特別（阪神芝2000m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

2020年7月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月19日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキンイロノツバサをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月18日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、壱町田湿地特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のナムラオニヘイに4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

10月2日、中1週で迎えた13戦目は、佐久島特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、キンイロノツバサに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月30日、中3週で迎えた14戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナムラオニヘイに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月9日、中0週で迎えた15戦目は、さそり座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦3勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた16戦目は、さつまいも賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた17戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

5歳（2021年）

1月1日、連闘で迎えた18戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、さな夢賞ことり大神祭2021（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のタイキデセーオを3/4馬身振り切って4勝目をマークした。

1月13日、中1週で迎えた19戦目は、くじゃく座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（7戦3勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユウストレートに4馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

2月22日、中3週で迎えた21戦目は、雨水特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（9戦4勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のチャリャを3/4馬身振り切って6勝目を手に入れた。

3月9日、中1週で迎えた22戦目は、ワカメ特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（10戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた23戦目は、土筆特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（11戦5勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた24戦目は、春風特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（12戦5勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた25戦目は、苗代特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（13戦5勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた26戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、草笛特別（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、麦笛特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月8日、中4週で迎えた28戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（14戦5勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた29戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた31戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（15戦5勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた32戦目は、伊藤歩生誕&LEON復活記念（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（16戦5勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のトミケンプラセールをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月28日、中1週で迎えた33戦目は、カシオペア座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（17戦6勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた34戦目は、オリオン座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（18戦6勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた35戦目は、アンタレス特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（19戦6勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた36戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、季冬賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

6歳（2022年）

1月16日、中4週で迎えた37戦目は、加茂飛翔騎手を鞍上に迎えて、初空月賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。