タイキデセーオ（2016年生、母タイキラナキラ）

タイキデセーオ（2016年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋願い（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時10歳）と交配したタイキラナキラが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は有限会社ビクトリーホースランチ。主な勝ち鞍は2019年の水晶山特別。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月17日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

3月3日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の水晶山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートネフィリムを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

5月26日、中0週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

4歳（2020年）

2月23日、約9か月の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず最後はトモジャバロンドと並んで8着同着となった。

3月15日、中2週で迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた7戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月18日、中8週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

9月10日、中7週で迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、藻川特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

10月30日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のビックバレリーナに2馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた13戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、オリオン座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイペイシェンスに5馬身の差をつけて優勝

12月24日、中1週で迎えた15戦目は、サンタクロース賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2021年）

1月1日、連闘で迎えた16戦目は、さな夢賞ことり大神祭2021（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したアナザードリームに3/4馬身届かず2着に敗北した。

1月27日、中3週で迎えた17戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったヴェルに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた18戦目は、サングリア賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた19戦目は、金城ふ頭賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったフェノワールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったセイペイシェンスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中9週で迎えた21戦目は、ポルックス特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったヴェルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた22戦目は、カストル特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のメモリーバリケードを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。