ホウザンフクキタル（2002年生、母ホウザンロマンス）

ホウザンフクキタル（2002年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマチカネフクキタル（当時8歳）と交配したホウザンロマンスが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道茅部郡砂原町、生産者は石嶋仁。戦績は、中央平地2戦0勝、地方16戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年のマルチウイン特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

蛯名末五郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2004年）

6月14日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は473kg。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず3着に終わった。

3歳（2005年）

2月2日、約8か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

3月23日、中6週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のストロングブラストを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

6月5日、連闘で迎えた7戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

12月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から51kg増やして迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエムラティアスに1馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

4歳（2006年）

1月13日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したスピードアップに半馬身届かず2着となった。

1月23日、中0週で迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイミシックを交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を収める

2月14日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコアレスブレーブに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月13日、中3週で迎えた12戦目は、早春特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエッチケイタイガーに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月5日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシャトルフォンテンに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月20日、中1週で迎えた14戦目は、花衣特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、トキノフレンチに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、金太郎特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（6戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスプリングボゴタに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月1日、中3週で迎えた16戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセイウンタイヨウに1馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

5歳（2007年）

6月24日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。