ニホンピロリベラ（1986年生、母ニホンピロシーマ）

ニホンピロリベラ（1986年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時6歳）と交配したニホンピロシーマが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方19戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の一般C。

経歴

デビュー前

大久保光康厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

2月25日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は504kg。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた2戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた4戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、チヨノハツライに交わされて4馬身差の2着となった。

9月9日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた7戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、西橋昇騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西橋昇騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

11月4日、連闘で迎えた10戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた11戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4歳（1990年）

9月30日、約10か月半の休養明けで迎えた12戦目は、川口道助騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた13戦目は、とびうめ特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川口道助騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた14戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川口道助騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川口道助騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川口道助騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったソルジャーファストから1馬身半差の2着となった。

5歳（1991年）

1月3日、中2週で迎えた17戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で川口道助騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のユウケンスターに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川口道助騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフジミグラナダに半馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

1月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川口道助騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた20戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川口道助騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた21戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で川口道助騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた22戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月27日、約6か月半の休み明けで迎えた23戦目は、崎谷彦司騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた24戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた25戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川口道助騎手（10戦2勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた26戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川口道助騎手（11戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（1992年）

1月1日、連闘で迎えた27戦目は、松島壽騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月3日、中4週で迎えた28戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は川口道助騎手（12戦2勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた29戦目は、牧義成騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた30戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で牧義成騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。