スーパーシーザー（1997年生、母クラウンドシーザー）

スーパーシーザー（1997年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時20歳）と交配したクラウンドシーザーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は谷山和喜。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回、中央障害4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

8月21日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

10月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

11月27日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3歳（2000年）

3月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタヤスエトワールを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

3月26日、中1週で迎えた9戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた11戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のたけのこ賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

4歳（2001年）

4月21日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入った。

5月27日、中1週で迎えた14戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンコウシーザーを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

6月17日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

7月21日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた17戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったマーケットプライスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月2日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月30日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2002年）

1月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた22戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

3月16日、中5週で迎えた23戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったビシャモンから半馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のヒダカサイレンスに約12馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

5月12日、中4週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月1日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。13着に敗れた。