ヒダカサイレンス（1997年生、母ダボナアンビション）

ヒダカサイレンス（1997年2月14日）は、日本の競走馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時11歳）と交配したダボナアンビションが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地17戦2勝、中央障害12戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年のエリカ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額5,775万円（57.75万×100口）で一口馬主が募集された。

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

11月7日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のアドマイヤサーベルに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月4日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルビンテージを豪快な末脚で半馬身差し切って断然人気に応えた。

3歳（2000年）

3月18日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンの若草ステークス（阪神芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

10月1日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた9戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の2000ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

4歳（2001年）

4月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の有松特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の三木特別（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

8月12日、中4週で迎えた15戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のえりも特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

8月18日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

11月17日、中9週で迎えた18戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は白坂聡騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2002年）

1月20日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に沈んだ。

2月2日、中1週で迎えた22戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた23戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

3月10日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は白坂聡騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパーシーザーから約12馬身差の2着となった。

4月27日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 雨/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた29戦目は、E.ラム騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。