マヤノブリッツ（2011年生、母マヤノプリヤ）

マヤノブリッツ（2011年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋急襲、電撃作戦」。毛色は栗毛。種牡馬のサムライハート（当時9歳）と交配したマヤノプリヤが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）北島牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方28戦8勝2着6回。主な勝ち鞍は2015年のなでしこ特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月12日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

3歳（2014年）

8月16日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

10月24日、中9週で迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

11月3日、中0週で迎えた5戦目は、3歳C13（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアンカーズアウェイに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、メイザフォースにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったアスタースカイに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

1月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた11戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したアロングマイハートを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

2月25日、中3週で迎えた12戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、トヨシゲに交わされて3馬身差の2着となった。

3月11日、中1週で迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスリーケーザルに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

3月25日、中1週で迎えた14戦目は、桜草特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた16戦目は、柴田靖司退職記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、クールアンジュに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた17戦目は、真一☆55歳「青春によろしく」（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のラストアタックをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

6月3日、中3週で迎えた18戦目は、八木直也騎手を鞍上に迎えて、ハナニラ特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のモルフェスプリングを半馬身振り切って勝利をモノにする

8月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（10戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウライセールに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月11日、中1週で迎えた20戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、なでしこ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のスズカコンクパールを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

9月30日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦の金シャチプリンセス（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、テイエムレオネッサに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、連闘で迎えた22戦目は、秋ナス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（12戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5歳（2016年）

4月11日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（13戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファイナルダンサーに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月19日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、おうし座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着を確保した。

5月6日、中1週で迎えた25戦目は、ヤツデ賞（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた26戦目は、海ほおずき賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた27戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（14戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた28戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（15戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のゴールドスティールに1馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

8月2日、中3週で迎えた30戦目は、かんむり座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた31戦目は、打ち水賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。