サトノアルペジオ（2020年生、母チャームドヴェール）

サトノアルペジオ（2020年2月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+演奏方法の一つ」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時9歳）と交配したチャームドヴェールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方4戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C2三。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、サラブレッドクラブCHSによって4,290万円で落札された。

田中克典厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

5月14日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1400m 小雨/稍重）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

6月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

8月13日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

11月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた5戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラブカレンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったポルトドールに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4歳（2024年）

1月3日、中2週で迎えた7戦目は、園田迎春スプリント（園田ダート1230m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったジョーロノに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月29日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、ナズナ賞（園田ダート1230m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のスマルトを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。