ジョーロノ（2018年生、母キョウエイエルメス）

ジョーロノ（2018年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時12歳）と交配したキョウエイエルメスが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。2020年の平和賞(S3)で2着に入った他、2020年の平和賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤沢牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、上田江吏子によって442.8万円で落札された。

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2020年）

7月24日、デビュー戦は保園翔也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 曇/不良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシェナグリーンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の新選特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のランリョウオーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

8月27日、中1週で迎えた3戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシャイニングメモリー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンエイウルフに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月14日、中6週で迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳S2の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、マカベウスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた6戦目は、2歳S1のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦の浦和ジュニアチャンピオン（浦和ダート1500m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のサヨノグローリーに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3歳（2021年）

1月7日、中1週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、トランセンデンスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた11戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳S2の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

6月29日、中7週で迎えた13戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月21日、中2週で迎えた14戦目は、S1の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

11月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた15戦目は、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

12月21日、中6週で迎えた16戦目は、S1のゴールドカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4歳（2022年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦の春光特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は保園翔也騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4月15日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、カシオペア座スプリント（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

6月14日、中8週で迎えた19戦目は、S3の川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は保園翔也騎手（3戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月22日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦の夜長月特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

5歳（2023年）

4月8日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルプリサイスに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

4月23日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジーマックスに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月21日、中3週で迎えた23戦目は、琴ヶ浜特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、テンチシンメイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中4週で迎えた24戦目は、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

7月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニシノキントウンに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

8月27日、中4週で迎えた26戦目は、所蛍騎手を鞍上に迎えて、中津渓谷特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒロシゲペッパーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

9月17日、中2週で迎えた27戦目は、一般B3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンギングロードに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月1日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（6戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒートヘイズをアタマ差振り切って断トツ人気に応えた。

10月15日、中1週で迎えた29戦目は、下津井めがね橋特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（7戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスリーヘリオスにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた30戦目は、入野海岸特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた31戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、風の里公園特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた32戦目は、鳥取和牛特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（9戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモズゴールドメダルに2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6歳（2024年）

1月3日、中2週で迎えた33戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、園田迎春スプリント（園田ダート1230m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサトノアルペジオに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月26日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山龍太郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。