シンギングロード（2019年生、母アガペー）

シンギングロード（2019年3月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+道」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時8歳）と交配したアガペーが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトフアーム。2022年の土佐秋月賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月24日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は494kg。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

10月31日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

3歳（2022年）

1月23日、中9週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月5日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は角田大和騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は角田大和騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた9戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったナナコロビヤオキに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた12戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のウインチャチャに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のしまね和牛特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグレートバリアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月20日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のネルガルに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

10月9日、中2週で迎えた15戦目は、藤本会長退職記念特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサノコアに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（6戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーヘリオスに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月20日、中3週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（7戦5勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったナナコロビヤオキにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4歳（2023年）

2月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、一般C2-2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（8戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた19戦目は、雨水特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で宮川実騎手（9戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のムーンオブバローダに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3月15日、中1週で迎えた20戦目は、池田一樹トラベル特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で宮川実騎手（10戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウワダイコに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月9日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で宮川実騎手（11戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメイショウギガースに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1-3（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で宮川実騎手（12戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のチューウィーに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月25日、中6週で迎えた23戦目は、双名島特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で宮川実騎手（13戦8勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で宮川実騎手（14戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた25戦目は、猿田洞特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で宮川実騎手（15戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた26戦目は、嫉妬の夏特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で宮川実騎手（16戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のフォルツァンドに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月17日、中4週で迎えた27戦目は、一般B3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で宮川実騎手（17戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったジョーロノに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中2週で迎えた28戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、横倉山特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた29戦目は、目指せジョッキー特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（18戦9勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（19戦9勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月17日、中5週で迎えた31戦目は、カンツバキ特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（20戦9勝）。6頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったデシジョンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2024年）

1月9日、中2週で迎えた32戦目は、国分川特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（21戦9勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた33戦目は、一般B2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（22戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したサイレントブラックを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた34戦目は、キンセンカ特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（23戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた35戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、五色の浜特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマリンスカイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中1週で迎えた36戦目は、野根山特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のグリーリーを半馬身振り切って10勝目を達成した。

3月26日、中1週で迎えた37戦目は、一般A B（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったスリーグランドに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。