デシジョン（2019年生、母アルマアダーラ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、大栄牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、池袋レーシングによって473万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

4月22日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリンセスカーリを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月3日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したラブミードールを差し切れず、2馬身差の2着となった。

6月24日、中2週で迎えた3戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

7月27日、中4週で迎えた4戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた5戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

3歳（2022年）

3月21日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた7戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のプレストレーヌに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のブレイジングヒートに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月27日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、銚子特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、フレンドスイープに交わされて1馬身差の2着となった。

12月1日、中4週で迎えた10戦目は、映画の日特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず最後はレーヴと並んで10着同着となった。

12月19日、中2週で迎えた11戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、じゅん散歩パワーアップ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4歳（2023年）

2月7日、中6週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、海神スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた13戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、イカリソウスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、フクノアルズにハナ差交わされて2着となった。

4月11日、中3週で迎えた14戦目は、ヤエザクラスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた15戦目は、ダイヤモンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

5月2日、連闘で迎えた16戦目は、潮干狩り特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた19戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、ひさくん穴馬激走特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテンペスタースに2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

10月1日、中2週で迎えた20戦目は、健治45歳（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた21戦目は、能條愛未誕生日特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた22戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、カンラン特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミスズメジャーに約11馬身の大差をつけて5勝目をマークした。

11月12日、中1週で迎えた23戦目は、浦戸湾特別（高知ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、デルマルーヴルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、風の里公園特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオンストロンに2馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

12月17日、中2週で迎えた25戦目は、カンツバキ特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（3戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンギングロードに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5歳（2024年）

1月1日、中1週で迎えた26戦目は、初夢特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた27戦目は、山姥の滝特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキョシンタンカイに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月28日、中1週で迎えた28戦目は、ギョリュウバイ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上田将司騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアイファーキングズを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

2月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、だるま夕日賞（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた30戦目は、令月特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヒカリオーソに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

3月10日、中1週で迎えた31戦目は、ブラッドストーン特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上瑛太騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ロードブレスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中4週で迎えた32戦目は、二十四万石賞（高知ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上瑛太騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。