フクノアルズ（2019年生、母フクノドリーム）

フクノアルズ（2019年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+希望(トルコ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時6歳）と交配したフクノドリームが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は株式会社ケイズ。2022年のにいかっぷオープンで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月24日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

9月30日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のリコーヴァリアントを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

12月2日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のセカンドレイヤーに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3歳（2022年）

1月12日、中5週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナショナルモールを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って断然人気に応えた。

2月15日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のフリオーソ・メモリアル（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレティクルに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月21日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた8戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのひだかオープン（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

4月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月30日、中8週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は小野楓馬騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアーバンシンガーに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月21日、中2週で迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/重）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアクアスパーダに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月3日、中1週で迎えた12戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、平取町「義経神社」特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のケイアイマヌカに5馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

9月27日、中5週で迎えた14戦目は、3歳オープンのにいかっぷオープン（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、フクノエヴリーに交わされて1馬身差の2着となった。

10月19日、中2週で迎えた15戦目は、さまに地場産フェア特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、カルディナーレに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた16戦目は、ブバルディア特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、キングオブマリアにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2023年）

1月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、初夢特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の闘争本能でゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

2月9日、中2週で迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、三ツ矢スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた19戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、イカリソウスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデシジョンをハナ差だけ差し切って8勝目をつかんだ。

4月14日、中4週で迎えた20戦目は、ブルースタースプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月19日、中4週で迎えた21戦目は、開成町あじさいまつり特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（5戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のナインバイパーに3馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

6月23日、中4週で迎えた22戦目は、青柳特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（6戦4勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた23戦目は、hadastagram杯（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（7戦4勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のベラールを3/4馬身振り切って10勝目を達成した。

8月10日、中4週で迎えた24戦目は、’23トワイライトカップ（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（8戦5勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた25戦目は、川崎競輪バンクリニューアル記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笠野雄大騎手（9戦5勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた26戦目は、大磯まつり2023（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で笠野雄大騎手（10戦5勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月22日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笠野雄大騎手（11戦5勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたルクバー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月22日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の師走特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笠野雄大騎手（12戦5勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5歳（2024年）

4月30日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、ネモフィラスプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で笠野雄大騎手（13戦5勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。