ルクバー（2020年生、母エストレーラ）

ルクバー（2020年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時17歳）と交配したエストレーラが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は賀張三浦牧場。2023年の東京湾カップ(地方重賞)で2着に入った他、2023年の東京湾カップ(S2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

稲益貴弘厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2022年）

8月23日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、2歳戦のハイビスカスデビュー（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プレストアルファに交わされて1馬身差の2着に敗れた。

9月29日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ベストホリデーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキミトユメヲカケルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月23日、中4週で迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の若鷹特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したガンモヘラクレスを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月18日、中3週で迎えた5戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアジュディミツオー・メモリアル（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3歳（2023年）

1月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のインテリパワー・メモリアル（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のキャッスルバジオウに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

2月7日、中2週で迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の船橋フューチュリティマイル（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月29日、中6週で迎えた8戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 雨/重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のダイヤモンドカップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のコロンバージュを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

5月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳S2の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、勝ったライズゾーンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

6月7日、中4週で迎えた11戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月16日、中9週で迎えた12戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤本現暉騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた13戦目は、長月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤本現暉騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた14戦目は、菊花特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤本現暉騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤本現暉騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフクノアルズをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月20日、中3週で迎えた16戦目は、3歳オープンのハートビートカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤本現暉騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

4歳（2024年）

1月17日、中3週で迎えた17戦目は、船橋の名伯楽記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤本現暉騎手（9戦2勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。