ナナコロビヤオキ（2019年生、母イオ）

ナナコロビヤオキ（2019年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「七転び八起き」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時22歳）と交配したイオが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は猿橋義昭。2022年の土佐秋月賞(地方重賞)に勝利した他、2022年の黒潮菊花賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月18日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

9月19日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた3戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3歳（2022年）

1月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4月17日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた8戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったハッピーオーラに詰め切れず、約13馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデンドロビウムに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシンギングロードに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハッピーオーラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のよさこい盃（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポルタフォルトゥナに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の魚梁瀬杉特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るチアアップを異次元の末脚で3/4馬身差し切って怒涛の5連勝を決めた。

8月28日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（6戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の栴檀特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（7戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヴェレノをアタマ差振り切って優勝

10月30日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉兼育康騎手（8戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したイッシンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月20日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で倉兼育康騎手（9戦6勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンギングロードに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月17日、中3週で迎えた18戦目は、広島県もみじ特別（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で倉兼育康騎手（10戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアポロダーウィンに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2023年）

1月15日、中3週で迎えた19戦目は、地方重賞の大高坂賞（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で倉兼育康騎手（11戦8勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた20戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のだるま夕日賞（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた21戦目は、ブラッドストーン特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（12戦8勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

4月30日、中7週で迎えた22戦目は、一般A B（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

6月18日、中6週で迎えた23戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（13戦8勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた25戦目は、一般A B（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（14戦8勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた26戦目は、虚空蔵山特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ナスノコウランに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般A B（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた29戦目は、遠野莉緒奈5周年特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた30戦目は、トゥインクルファンファーレ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた32戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた33戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、にんじん千本記念特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5歳（2024年）

1月1日、中1週で迎えた34戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた35戦目は、ビオラ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。