デンドロビウム（2019年生、母ヴェイルオブクララ）

デンドロビウム（2019年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ラン科セッコク属の学名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時6歳）と交配したヴェイルオブクララが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。主な勝ち鞍は2023年の無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞(一般C2九)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷口牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、金山政信によって737万円で落札された。

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

9月11日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

3歳（2022年）

1月29日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

4月30日、中8週で迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた6戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったナナコロビヤオキに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、コジロウに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた9戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた10戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のたつやさん誕生祭特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

10月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた14戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、川添裕起☆48歳だった記念（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた15戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の金沢名物!?瓦屋根の大型ビジョン賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた16戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、川添裕起☆今年もお世話になりました記念特別編成（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた17戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ブーケコサージュに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2023年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から34kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定戦のカモミール賞（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2八（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた20戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のカンパニュラ賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた22戦目は、酒泉りりあなたと私ともう一杯（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた23戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた24戦目は、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた25戦目は、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた26戦目は、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた27戦目は、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（5戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンダーレを半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

8月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月14日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のウスベニアオイ賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた30戦目は、五十川堂十三周年記念杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（7戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のダリア賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は兼子千央騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したクオーレカルドにアタマ差届かず2着となった。

9月26日、中1週で迎えた32戦目は、長森大将ホームラン記念（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（8戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のグローリアステラに3馬身の差をつけて2勝目を収める

10月8日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定戦のシュウメイギク賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（9戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したアオイダリアを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月22日、中1週で迎えた34戦目は、ギャル凱旋シチー記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定戦のペンタス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は兼子千央騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた36戦目は、ビヨン酢さん来場記念特別編成（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は魚住謙心騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた37戦目は、天然能登寒ぶり「煌」賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は兼子千央騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で兼子千央騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5歳（2024年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた39戦目は、北陸新幹線県内全線開業あと5日賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（11戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた40戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のハナカイドウ賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた41戦目は、こいちゃん結婚☆記念（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は兼子千央騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で兼子千央騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた43戦目は、牝馬限定戦のモッコウバラ賞（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で兼子千央騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。