アオイダリア（2020年生、母アドマイヤジュノー）

アオイダリア（2020年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+花の名前」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時9歳）と交配したアドマイヤジュノーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。主な勝ち鞍は2023年の無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞(B7)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鎌田正嗣から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木照雄によって275万円で落札された。

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

2月19日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

6月3日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

2023年6月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月27日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた5戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロサムンディーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の奥能登地震被災地復興支援杯6 特編（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエクメディノキセキを次元の違う末脚で半馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の奥能登地震被災地復興支援杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールスナイパーを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の百万石の極みルビーロマン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木太一騎手（3戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月24日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定戦のブドウ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木太一騎手（4戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のカネトシロワンに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月8日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のシュウメイギク賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木太一騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のデンドロビウムに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月15日、連闘で迎えた11戦目は、楽天競馬ならポイントで馬券が買える賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木太一騎手（6戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったルビースターに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた12戦目は、つむぎ感謝祭記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木太一騎手（7戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジェイケイヒロインに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木太一騎手（8戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のグラジオラス賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木太一騎手（9戦5勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、KDB陽子初金沢競馬場来場記念特別編成（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で鈴木太一騎手（10戦5勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

4歳（2024年）

1月11日、中3週で迎えた16戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

2月22日、中5週で迎えた17戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた18戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、能登半島地震復興支援杯3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイトマイルを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月26日、中1週で迎えた19戦目は、馬の写真家VODKA_HARUKA賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（11戦5勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた20戦目は、飲んで応援ありがとう賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るファームフレッシュを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月30日、中2週で迎えた21戦目は、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（13戦6勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。