テンチシンメイ（2017年生、母パチャママ）

テンチシンメイ（2017年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天地神明。母名の意味『母なる大地』から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したパチャママが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はアイズスタッド株式会社。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月24日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/不良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

3歳（2020年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入った。

3月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったサイモンルグランに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月4日、中5週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアポロファントムをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの湯浜特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

10月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

11月1日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

4歳（2021年）

3月7日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月16日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月17日、中8週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた14戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月6日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月12日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2022年）

8月27日、約8か月半の休養明けで迎えた17戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた18戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3 17（高知ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3 16（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したミヴィダロカを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

6歳（2023年）

1月1日、中1週で迎えた20戦目は、C3-15（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったマカオンブランに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月11日、中0週で迎えた21戦目は、一般C3-10（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西森将司騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた22戦目は、西川厩舎スタート特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西森将司騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったゴムマリに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月1日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で西森将司騎手（5戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシズオウをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

2月13日、中1週で迎えた24戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヒシエレガンスを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

2月28日、中1週で迎えた25戦目は、ウメ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジーマックスを別次元の末脚でハナ差だけ差し切って4勝目を収める

3月12日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダノンテイオーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月29日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で塚本雄大騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴィータファンを豪脚で半馬身差し切って怒涛の5連勝を決めた。

4月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本雄大騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったハイプリーステスを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた29戦目は、釜ヶ谷の滝特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で塚本雄大騎手（5戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヘルシャフトにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月7日、中1週で迎えた30戦目は、丸山台特別（高知ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で塚本雄大騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルヘルツアスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた31戦目は、琴ヶ浜特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で塚本雄大騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジョーロノを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

6月18日、中3週で迎えた32戦目は、一般B2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で塚本雄大騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で塚本雄大騎手（9戦5勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパスポートチェックに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月17日、中1週で迎えた34戦目は、新荘川特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で塚本雄大騎手（10戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。