ダノンテイオー（2016年生、母セリメーヌ）

ダノンテイオー（2016年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+帝王。帝王のように君臨することを願って」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したセリメーヌが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の灘ステークス(3勝クラス)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって1億9,440万円で落札された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月21日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3歳（2019年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のシャンタンエドゥーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3月23日、中3週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

5月18日、中7週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったオースミカテドラルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

6月15日、中3週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの御在所特別（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

8月11日、中5週で迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

9月29日、中6週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトモノコテツをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2020年）

1月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの五条坂特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたオーヴェルニュ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月2日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの大津特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のソルトイブキを3/4馬身振り切って3勝目を奪取した。

3月1日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの伊丹ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

6月14日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの灘ステークス（阪神ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で松山弘平騎手（5戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のリフトトゥヘヴンを半馬身振り切って4勝目をゲットした。

9月20日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた17戦目は、太秦ステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

12月20日、中8週で迎えた18戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5歳（2021年）

2月20日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

12月11日、約10か月の休み明けで迎えた20戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

6歳（2022年）

6月12日、約6か月の休養明けで迎えた21戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの三宮ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月13日、中8週で迎えた22戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

10月15日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた23戦目は、太秦ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

2022年10月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月20日、中4週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた24戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-20（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴァインゲサンに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月4日、中1週で迎えた25戦目は、典子大賞典特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョウショーヘイロに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月17日、中1週で迎えた26戦目は、村上直弥知美結婚特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るクールボスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7歳（2023年）

1月11日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3-6（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネオエレキングに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって1億9,440万円で落札された。

別府真司厩舎（高知）へ入厩。

1月31日、中2週で迎えた28戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、ユキワリイチゲ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

2月13日、中1週で迎えた29戦目は、マレーフトモモ特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイシュキックに3馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。

3月12日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったテンチシンメイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中3週で迎えた31戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（6戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したジューンハルジオンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中1週で迎えた32戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、穀雨特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1 C2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（7戦5勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1 C2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（8戦5勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（9戦5勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた36戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（10戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた37戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（11戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8歳（2024年）

1月10日、約5か月半の休養明けで迎えた38戦目は、一般C1-3（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（12戦5勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって1億9,440万円で落札された。

別府真司厩舎（高知）へ入厩。

1月24日、デビュー戦は中島龍也騎手を鞍上に据えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての12番ゲートからスタート。出走取消となった。

4月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた39戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般C1-5（高知ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた40戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。