ヒシエレガンス（2017年生、母ヴェルザンディ）

ヒシエレガンス（2017年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+内面的な上品さ」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時11歳）と交配したヴェルザンディが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、阿部雅英によって4,968万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月4日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のネブロシティをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3歳（2020年）

1月5日、中4週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4月5日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの山吹賞（中山芝2200m 外回り小雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

8月15日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のラヴィンジャーを3/4馬身振り切って久しぶりの実戦を制した。

4歳（2021年）

2月6日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

5月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

5歳（2022年）

1月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

8月21日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

2022年8月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月9日、中6週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた13戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C3 16（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた14戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3 13（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で嬉勝則騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月31日、中3週で迎えた18戦目は、C3-11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で嬉勝則騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6歳（2023年）

1月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-8（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で嬉勝則騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で嬉勝則騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したヘニーレットを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月1日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で嬉勝則騎手（7戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で嬉勝則騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたテンチシンメイ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月22日、連闘で迎えた23戦目は、四万十ポーク特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で嬉勝則騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた24戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で嬉勝則騎手（10戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた25戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で嬉勝則騎手（11戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったクーバに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月28日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で嬉勝則騎手（12戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で嬉勝則騎手（13戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で嬉勝則騎手（14戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るデスペハドを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月21日、中2週で迎えた29戦目は、ヤマボウシ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で嬉勝則騎手（15戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で嬉勝則騎手（16戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた31戦目は、祝!遼太郎20歳特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で嬉勝則騎手（17戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るギャラクシーセブンを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って優勝

7月9日、中1週で迎えた32戦目は、スイレン特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で嬉勝則騎手（18戦2勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

12月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた33戦目は、馬産地日高特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

7歳（2024年）

1月23日、中3週で迎えた34戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた35戦目は、セツブンソウ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

2月25日、連闘で迎えた37戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で郷間勇太騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた38戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で郷間勇太騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2 C3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で郷間勇太騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた40戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で郷間勇太騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた41戦目は、ハナモモ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で郷間勇太騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた42戦目は、R5中川祝卒業者特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（19戦2勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。