デスペハド（2019年生、母エルシェロアスール）

経歴

デビュー前

1歳のとき、山下恭茂から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、カナヤマホールディングスによって836万円で落札された。

3歳（2022年）

1月16日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

5月31日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の桂浜盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイレギュラーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月12日、中1週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた6戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

2022年9月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2023年）

2月8日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったスカディに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゼヒニオヨバズに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中1週で迎えた9戦目は、祝レオス爆誕前夜特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミーハディビーナに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月15日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、ヒシエレガンスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-9（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宮川実騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマティアスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた15戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のソランに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月25日、中1週で迎えた16戦目は、ヒメユリ特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月12日、中6週で迎えた17戦目は、ナツエビネ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（9戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、コスモテンペスタにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月27日、中1週で迎えた18戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、ナリヤラン特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた19戦目は、春三会信弥君還暦特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた22戦目は、小町舞誕生日記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（13戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

5歳（2024年）

2月24日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、おおいた和牛を食べよう杯（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた24戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るルクスアモールを豪快な末脚で3/4馬身差し切って4勝目を掴み取った。

3月23日、中1週で迎えた25戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1-4（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルエールに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。