マカオンブラン（2017年生、母フィヨルドクルーズ）
Machaon Blanc
2017.03.23
マカオンブラン（2017年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「白いアゲハ蝶(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時15歳）と交配したフィヨルドクルーズが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の沈丁花賞(1勝クラス)。
経歴
デビュー前
2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、關陽彦によって2,700万円で落札された。
今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2019年）
8月4日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。
11月24日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。
12月15日、中2週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴェルテックスをクビ差振り切って初白星を挙げた。
3歳（2020年）
1月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの黒竹賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。
3月15日、中8週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、3歳1勝クラスの沈丁花賞（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のヴァンタブラックを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。
5月6日、中6週で迎えた6戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。
6月21日、中6週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。
10月3日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦2勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。
10月25日、中2週で迎えた9戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳥屋野特別（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。
12月13日、中6週で迎えた10戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。
4歳（2021年）
1月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの濃尾特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。
1月30日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。
3月28日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの四日市特別（中京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。
5月1日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。
7月11日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスのシンガポールターフクラブ賞（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。
9月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。
10月17日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。
デビュー前
2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、關陽彦によって2,700万円で落札された。
今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。
12月19日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。
5歳（2022年）
3月27日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラスの四日市特別（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。
7月10日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの彦星賞（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。
11月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。
2022年11月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
12月18日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた21戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、ブルバ結成5周年特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカフェティアラに約17馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。
6歳（2023年）
1月1日、中1週で迎えた22戦目は、C3-15（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンチシンメイに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
1月25日、中2週で迎えた23戦目は、えひめぼっちゃん特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のミズワリヲクダサイに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
2月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。
2月22日、中1週で迎えた25戦目は、四万十ポーク特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
3月21日、中3週で迎えた26戦目は、春風颯おめでとう特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のオールミラージュに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。
5月21日、中8週で迎えた27戦目は、ヤマボウシ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。
6月10日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で宮川実騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ノンズブレスにクビ差交わされて2着に甘んじた。
6月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、ヒメユリ特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で宮川実騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマティアスをハナ差振り切って勝利を手に入れた。
7月22日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で宮川実騎手（9戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。
8月12日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で宮川実騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。
8月26日、中1週で迎えた32戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、処暑特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。
9月30日、中4週で迎えた33戦目は、秋分特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（11戦5勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。
10月15日、中1週で迎えた34戦目は、たた牌さん誕生日特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。
11月12日、中3週で迎えた35戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（13戦5勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。
11月26日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1 C2（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（14戦5勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。
12月10日、中1週で迎えた37戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、C1-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。
2020年5月13日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。
デビュー前
2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、關陽彦によって2,700万円で落札された。
宮川浩一厩舎（高知）へ入厩。
1月17日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、安田晃人生誕記念特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。