ハッピースワニー（2019年生、母ハッピーロングラン）

ハッピースワニー（2019年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+米国の曲名」。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時8歳）と交配したハッピーロングランが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は雅牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月24日、デビュー戦は小沢大仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は432kg。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

11月21日、中3週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

3歳（2022年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 小雪/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルショコラに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月19日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したレオノーレに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月14日、中7週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のニシノスピカに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた7戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったレオノーレにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウホマレに3馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

4歳（2023年）

2月18日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの播磨ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

5歳（2024年）

1月27日、約11か月半の休養明けで迎えた10戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月2日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムタイキシャトルカップ（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

9月1日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

11月2日、中8週で迎えた13戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの貴船ステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。