レオノーレ（2019年生、母キングベイビー）

レオノーレ（2019年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「オペラ『フィデリオ』の序曲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時14歳）と交配したキングベイビーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。2024年のコーラルステークス(オープンハンデ)で2着に入った他、2023年のコールドムーンステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月20日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のモズリッキーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月19日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のハッピースワニーを3/4馬身振り切って2勝目を挙げた。

6月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったウインアキレウスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月10日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハッピースワニーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2023年）

1月14日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上3勝クラスの遠江ステークス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったドンフランキーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月18日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの播磨ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月19日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上3勝クラスの鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

6月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた10戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

10月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のレイニーデイに3馬身の差をつけて制した。

12月17日、中8週で迎えた12戦目は、コールドムーンステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（2024年）

2月11日、中7週で迎えた13戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

3月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、レディバグにハナ差交わされて2着に甘んじた。