ウインアキレウス（2018年生、母ウインアキレア）

ウインアキレウス（2018年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話に登場する英雄名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時14歳）と交配したウインアキレアが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額3,400万円（8.5万×400口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月19日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったエリザベスタワーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2021年）

1月16日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

3月7日、中6週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスカリーワグに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月2日、中3週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

5月30日、中3週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月19日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月20日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたアンブレラデート決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

4歳（2022年）

2月26日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松若風馬騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のプライムラインをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

4月17日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松若風馬騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で松若風馬騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松若風馬騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ジレトールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月25日、中2週で迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレオノーレに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月13日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの銀嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

5歳（2023年）

1月14日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスの遠江ステークス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

2月18日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの播磨ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

4月2日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

5月14日、中5週で迎えた23戦目は、4歳以上3勝クラスのBSイレブン賞（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったフルムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月4日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの麦秋ステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

11月12日、約5か月半の休み明けで迎えた25戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの銀嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

6歳（2024年）

1月6日、中7週で迎えた26戦目は、4歳以上3勝クラスの門松ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた27戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2024年3月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。