ストリートピアノ（2017年生、母トウカイメリー）

ストリートピアノ（2017年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「街角に置かれたピアノ。街角に響く人生の音色」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時19歳）と交配したトウカイメリーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は二風谷ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

3月14日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

3月29日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

7月5日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサトノトリガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月18日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のリワードノルンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を収める

9月12日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は武藤雅騎手（3戦1勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

10月31日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

12月5日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの浜名湖特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

4歳（2021年）

2月7日、中8週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

6月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

10月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

11月13日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた14戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

5歳（2022年）

2月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月24日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

7月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの彦星賞（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。

7月31日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鹿島特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6歳（2023年）

1月22日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

2023年1月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。