第5回 紫苑ステークス (G3)

レース展開

ショウナンハレルヤがハナを切る展開、そのすぐ後ろを追走するマルターズディオサ

ショウナンハレルヤが単騎で逃げる恰好となり、リードを1馬身ほどキープして一団を牽引。単独の2番手にマルターズディオサが続く。その直後、スマートリアンが3番手の絶好位につける。2馬身以上空いて、クロスセルとシーズンズギフトは好位をキープ。先団後ろのポジションにいるのはレッドルレーヴ。その1馬身後ろ、ミスニューヨークは中団前目。マジックキャッスルとパラスアテナは中団馬群の真ん中を併走。ストリートピアノは中団後方の位置取り。そのあと、ホウオウエミーズとホウオウピースフルが11番手。ラヴユーライヴは後方6番手で機をうかがう。コトブキテティスとスカイグルーヴは後方4番手で虎視眈々と機をうかがう。後方3番手で腰を据えて折り合いに専念するのはウインマイティー。少し離れて、後方2番手の位置でどっしりと構えるのはフェルマーテ。しんがりにチェーンオブラブがいる隊列で最初のコーナーを通過。

紫苑S、マルターズディオサが途中でハナに立って、そのまま後続を封じる堂々とした立ち回りで2つ目の重賞タイトルを奪取

先頭はマルターズディオサでリードは半馬身。2番手にショウナンハレルヤとクロスセルが続く。その直後、スマートリアン、シーズンズギフト、パラスアテナらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、抜け出したのはマルターズディオサ。そのままマルターズディオサが持久力に富んだ末脚で粘り込み、最後は後続に1馬身1/4の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。2着には、4番手の位置から持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたパラスアテナが続き、2着とクビ差の3着には、同じく4番手の位置からじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったシーズンズギフトが入った。そこからハナ差遅れた4着には、中団で直線を迎えたマジックキャッスルが入線、さらにクビ差の5着には、中団前目にいたミスニューヨークが食い込み、さらにそこからクビ差の6着には2番人気のウインマイティーが入った。1番人気のスカイグルーヴは中団にいたが伸びあぐねて9着に敗れた。