クロスセル（2017年生、母トップセラー）

クロスセル（2017年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「マーケティング手法の一つ。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したトップセラーが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の水仙賞(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月4日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスペースシップをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2020年）

3月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエヴァーガーデンを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をマークした。

9月12日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

11月7日、中7週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの精進湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月9日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたエフェクトオン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの潮来特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月9日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの山中湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

12月11日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2022年）

3月20日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2022年4月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。