ジェットストリーム（2008年生、母クライム）

ジェットストリーム（2008年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ジェット気流」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時6歳）と交配したクライムが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害9戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

当歳のとき、上水牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、馬場幸夫によって3,517.5万円で落札された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月1日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月12日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のコマンドパワーを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月30日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

3歳（2011年）

1月8日、中9週で迎えた4戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

2月12日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4月24日、中9週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

6月12日、中6週で迎えた7戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

8月14日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（2012年）

1月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに36kg増やして迎えた9戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

4月14日、中7週で迎えた11戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

6月16日、中8週で迎えた12戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 小雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。4着を確保した。

7月7日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカピターノから5馬身差の2着となった。

11月11日、中2週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のネオレボルーションに2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5歳（2013年）

2月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノラブキングに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月28日、中9週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月22日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は浜野谷憲尚騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。