レッドハート（2008年生、母レッドヴィーナス）

レッドハート（2008年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋心」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウオウドウ（当時13歳）と交配したレッドヴィーナスが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）木戸口牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方29戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の秋麗特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

2月13日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

4月30日、中8週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた4戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず18着に終わった。

11月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、北海道日高管内商工会連合会賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3-2（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4歳（2012年）

2月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったファーザーリープに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月19日、中3週で迎えた8戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月6日、中2週で迎えた9戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2九（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のレオミラージュに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月16日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、ラストロマンスに交わされて約11馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月4日、中4週で迎えた13戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のサッポロメイーンに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月16日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2十十一（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アールテンダネスにクビ差交わされて2着となった。

9月12日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた18戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、B.C.WHITTLEメモリアルレース（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエニーデイに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月10日、中1週で迎えた19戦目は、秋麗特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトーセンダビンチに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月18日、中5週で迎えた20戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた21戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

5歳（2013年）

1月18日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、レインボーカムカムに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた23戦目は、早春特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

3月18日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、幸手権現堂桜堤賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1六（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた27戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、よみうりランド賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた28戦目は、行田市観光協会会長賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は森下博騎手（4戦2勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

8月8日、中9週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のサードニクス特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

9月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、柏尾川特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（6戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

9月11日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた31戦目は、HBA日高軽種馬農業協同組合賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月23日、中5週で迎えた32戦目は、かえで賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた33戦目は、武州和牛賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定のハンデ戦の川越藩の御蔵米記念（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた35戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、HBA日高軽種馬農業協同組合賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。