イチゴアミーラ（2013年生、母サイレントラヴ）

イチゴアミーラ（2013年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名（イチゴ）＋王女（アラビア語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時14歳）と交配したサイレントラヴが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着3回、中央障害4戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、日高大洋牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ノルディックによって432万円で落札された。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月3日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したスマートアリシアにクビ差届かず2着となった。

10月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシーブリーズラブにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月20日、中5週で迎えた4戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

3歳（2016年）

2月13日、中7週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

5月21日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスプリングキャロルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月6日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた14戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月5日、中8週で迎えた15戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

4歳（2017年）

1月8日、中6週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月12日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。