スプリングキャロル（2013年生、母ラークキャロル）

スプリングキャロル（2013年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「春のさえずり」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時15歳）と交配したラークキャロルが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方12戦1勝。主な勝ち鞍は2016年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月14日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 雨/重）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

3歳（2016年）

2月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

3月5日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月25日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で石川裕紀人騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石川裕紀人騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイチゴアミーラに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

11月20日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、エンクエントロスに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（2017年）

3月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

4月9日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4月22日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

5月13日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月21日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上敏樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

9月24日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月3日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

5歳（2018年）

2月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、アメジスト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

3月5日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた20戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、オフト汐留開設記念（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた21戦目は、爽春賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた22戦目は、プロキオン賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた23戦目は、GWフィナーレ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月13日、中8週で迎えた24戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、アルタイル賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた25戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、シーブリーズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた26戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ2（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた27戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、ファンタスティック賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた28戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた29戦目は、江戸にぎわい光夜賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉井章騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のアリストレジェンドに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

10月29日、中2週で迎えた30戦目は、メトロポリタンウィーク賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた31戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井章騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月30日、中6週で迎えた32戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井章騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

6歳（2019年）

1月23日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で吉井章騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、スプリングナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井章騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた35戦目は、ベンジャミン賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉井章騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦のカーネーション特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井章騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた37戦目は、新緑賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉井章騎手（9戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた38戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、イヴニングスター賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた39戦目は、高橋昭平騎手を鞍上に迎えて、8月16日も浦和×大井リレー賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた40戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた41戦目は、シーブリーズ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉井章騎手（10戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた42戦目は、一般B2七 B3五（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2019年8月23日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。