チュウオーエビス（1986年生、母トキワキミコ）

チュウオーエビス（1986年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のハワイアンイメージ（当時9歳）と交配したトキワキミコが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は漆原一也。戦績は、中央平地11戦2勝2着2回、地方9戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

斉藤隆明厩舎（上山）へ入厩。

2歳（1988年）

6月7日、デビュー戦は山田延由騎手を鞍上に据えて、3歳（上山ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は443kg。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーダンサーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月21日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた2戦目は、3歳（上山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田延由騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、2歳戦のいで湯賞（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田延由騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田延由騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のオーエースターに3馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

8月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のダリア特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田延由騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンブーダンサーから2馬身半差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田延由騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のキモトローザーをアタマ差制して3勝目を手に入れた。

10月18日、中5週で迎えた7戦目は、3歳（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山田延由騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったオーエースターから1馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山田延由騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のサカタコウランに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦の3歳優駿（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で山田延由騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3歳（1989年）

1月5日、中7週で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

12月16日、約11か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた13戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

2月4日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、シクレノンイロハに交わされて2馬身差の2着となった。

2月11日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ミリオンオリンピアに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月18日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のドウカンアドロに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

6月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のダイワオットーを半馬身振り切って6勝目を奪取した。

6月24日、中1週で迎えた18戦目は、白樺賞（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。