ケージージェット（1997年生、母ケージーエイト）

ケージージェット（1997年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時16歳）と交配したケージーエイトが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。戦績は、中央平地17戦3勝、地方14戦1勝2着1回。2000年の菊花賞(G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

11月7日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3歳（2000年）

2月6日、中5週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入った。

2月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のアーブルビラージュを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

4月1日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線に入ると、前で粘るアクティブバイオを鮮烈な末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

6月19日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の信濃川特別（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の行川特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルボクサーを強烈な末脚で半馬身差し切って優勝

10月22日、中9週で迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月26日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の冬至ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2001年）

1月7日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5歳（2002年）

2月2日、約13か月の休み明けで迎えた18戦目は、横山克彦騎手を鞍上に迎えて、こぶし特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた19戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、つばき特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた20戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のラスカルカレッジに半馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

3月24日、中1週で迎えた21戦目は、やまぶき特別（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた22戦目は、けやき特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイドビギニンから3馬身差の2着となった。

5月10日、中3週で迎えた23戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’02スターライトカップ（大井ダート1190m 雨/不良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の’02ブリリアントカップ（大井ダート1790m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1190m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

11月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた26戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月18日、中2週で馬体重を前走から27kg戻して迎えた27戦目は、矢野猛騎手を鞍上に迎えて、ターコイズカップ（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（2003年）

2月4日、中6週で馬体重を前走から21kg絞って迎えた28戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野猛騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた29戦目は、久住山カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中隆仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた30戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、はなみづき特別（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月23日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山伸一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。