マンリョウナムラ（1987年生、母プリティナムラ）

マンリョウナムラ（1987年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカツラギエース（当時7歳）と交配したプリティナムラが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は伊藤和明。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方19戦6勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳未出走。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

3月10日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シゲルシゲルにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンハーベストに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月14日、中2週で迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

10月21日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた5戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた6戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

12月15日、連闘で迎えた8戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエリモシンゲキにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

4歳（1991年）

3月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月16日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

6月30日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、溝井啓二騎手を鞍上に迎えて、露草特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のケイシュウカイザーに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で溝井啓二騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクパレスに6馬身の差をつけて制した。

8月16日、中4週で迎えた14戦目は、ロマンチックナイト賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で溝井啓二騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。14着に敗れた。

8月21日、連闘で迎えた15戦目は、ジャンボサマー特別（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で溝井啓二騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、ゴールドホースシューズ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月31日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、ファイナル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は溝井啓二騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（1992年）

1月30日、中3週で迎えた18戦目は、高橋三郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1六（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた21戦目は、一般C1五六（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のイーニークインに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月21日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた23戦目は、パール特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は溝井啓二騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲノランボーに4馬身の差をつけて制した。

8月4日、中7週で迎えた24戦目は、葉月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で溝井啓二騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた25戦目は、おうし座特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で溝井啓二騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のダイイチサンズに4馬身の差をつけて6勝目をマークした。

9月27日、中3週で迎えた26戦目は、ブルーライト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で溝井啓二騎手（8戦4勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた27戦目は、仲秋特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた28戦目は、雪岳山特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（6戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のムラタヒメに3馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

6歳（1993年）

4月21日、約5か月の休み明けで迎えた29戦目は、花吹雪特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（1994年）

7月21日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた30戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。