オリエンタルウィチ（2001年生、母ニキトート）

オリエンタルウィチ（2001年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「東洋の魔女」。毛色は芦毛。種牡馬のデヒア（当時10歳）と交配したニキトートが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）丸村村下ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上C9-1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、丸村村下ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

8月22日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

4歳（2005年）

4月13日、約8か月の休養明けで迎えた2戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C9-2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月17日、中4週で迎えた3戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上C9-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた5戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C9-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のイサミミラクルをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月28日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上C7-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた7戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のヤングジョッキーズステージ Round2（園田ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウイングアーガスを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

9月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C6-1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C6-1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた10戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、WSJS地方競馬代表騎手 1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

11月20日、中4週で迎えた11戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアドマイヤスターを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

12月17日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラッキーチャームを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

5歳（2006年）

1月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月30日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。