トーセンミラージュ（2011年生、母ティエッチマンボ）

トーセンミラージュ（2011年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋蜃気楼」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時16歳）と交配したティエッチマンボが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって4,305万円で落札された。

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月23日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は522kg。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2014年）

1月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

3月8日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したオベリスクを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

3月23日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のドラムメジャーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月10日、中6週で迎えた5戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

8月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下の月岡温泉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

9月14日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

10月26日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた9戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたモンプレジール決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

4歳（2015年）

1月11日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

5歳（2016年）

2月20日、約12か月の休養明けで迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた15戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

4月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

4月30日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた17戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月8日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、仲夏特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

6月17日、連闘で迎えた19戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、鴫立庵特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた20戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、よみうりランドプール WAI杯（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

7月28日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、黄金怪獣「ゴルドン」杯（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリースリングに1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

11月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた22戦目は、アルデバラン賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

12月16日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、川崎読売会記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた24戦目は、アデュー2016賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

6歳（2017年）

1月26日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた25戦目は、白富士特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた26戦目は、風来特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた27戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、絆特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3月31日、中1週で迎えた28戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の木蓮特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。