ダット（2020年生、母ピュアウィッシーズ）

Datto

2020.05.20

ダット（2020年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「脱兎の如し。孫子の兵法より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したピュアウィッシーズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は奥山牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳C1一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、奥山ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木康弘によって990万円で落札された。

小手川準厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月8日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。17頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

1月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

4月22日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ヨリキリに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月2日、中9週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた6戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクライアウトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月8日、中1週で迎えた7戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のライヴケチャップに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月18日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦のはまぎく賞（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロゴデザインに約10馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

10月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳M3のサファイア賞（盛岡芝2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェイエルドラフトに約11馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。