グレートパレス（2003年生、母ナイナーパレス）

グレートパレス（2003年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素晴らしい＋冠名」。毛色は栃栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時10歳）と交配したナイナーパレスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高瀬敦。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回、地方11戦2勝。主な勝ち鞍は2007年の一般C2。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月23日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンチャームに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2006年）

3月19日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず15着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

7月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

8月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

9月2日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったヒシワンスモアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

11月15日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、一般C1 2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた11戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のトーコーファサードに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた12戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた13戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松島慧騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松島慧騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（2007年）

1月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松島慧騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

1月23日、連闘で迎えた16戦目は、M&Kジョッキーズカップ（第3戦）（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた17戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月27日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤智久騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のハクタイセツに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月7日、連闘で迎えた19戦目は、静内三石合併記念特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は松島慧騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月1日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた20戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

6月30日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに32kg減らして迎えた21戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず18着に終わった。