カミノスカーレット（2006年生、母カミノウエスト）

カミノスカーレット（2006年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋深紅色」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時18歳）と交配したカミノウエストが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大柳ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方14戦2勝2着2回。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

2月7日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月18日、中5週で迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた5戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 小雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

8月6日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月14日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦の中山由菜6歳誕生日おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月16日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、一般C30（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

11月30日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、一般C30（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したブルートゥギャザーにアタマ差届かず2着となった。

12月7日、連闘で迎えた11戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、敏秋・美紀結婚13周年記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた12戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

4歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた13戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般E9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウアンカーを上がり1位の末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

1月24日、中1週で迎えた14戦目は、一生応援高知競馬特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったバブルガムトパーズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、連闘で迎えた15戦目は、一般Eホ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテンブレイクに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月20日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、五十路にも愛を特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

2月28日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた17戦目は、一般Eニ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月7日、連闘で馬体重を前走から7kg戻して迎えた18戦目は、一般E6（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて3着に敗れた。

3月14日、連闘で迎えた19戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。

3月22日、連闘で迎えた20戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、頑張れ高知けいば特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。