バラノカオリ（2011年生、母ローテローゼ）

バラノカオリ（2011年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バラの香り。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時10歳）と交配したローテローゼが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ミルファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方37戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の一般C3十二十三十四。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月7日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。13着に終わった。

10月12日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた8戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、2歳C2三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ウィークエンドに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドトレジャーに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月12日、連闘で迎えた10戦目は、3歳C1一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウインブレットに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

2月13日、中4週で迎えた11戦目は、山崎良騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎良騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた13戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアクエリアス賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた14戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の桜陰レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のレインボーマウンテンカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のせんまや気仙沼街道まつりレース（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳B2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた18戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の白詰草レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のダンストンルーチェに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

7月13日、中3週で迎えた19戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月13日、中8週で迎えた20戦目は、久慈秋まつりレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコウギョウコジーンに1馬身3/4の差をつけて4勝目を手中に収めた。

9月28日、中1週で迎えた21戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったニコットサンキューにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

10月12日、中1週で迎えた22戦目は、もりおか映画祭2014レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた23戦目は、サーモンハーフマラソンレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマツマエザクラに4馬身の差をつけて5勝目を収める

11月23日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、区界賞（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

4歳（2015年）

5月5日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2015 5ツ星お米マイスター賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6月17日、中5週で迎えた27戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったフリートサンライズにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた29戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、金曜の夜は生ビールで乾杯!スクラッチ賞（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた30戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五イ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3十二十三十四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランノアールに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月8日、中2週で迎えた32戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた33戦目は、金曜日に乾杯!生ビールスクラッチ開催中!（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた34戦目は、船橋酒場青空2周年とちょっと記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

10月30日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた35戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた36戦目は、乗馬クラブクレイン千葉杯（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月9日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた37戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

12月16日、連闘で迎えた38戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた39戦目は、岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマルヨラピドに1馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

5歳（2016年）

1月7日、連闘で迎えた40戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた41戦目は、孔雀座特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた42戦目は、葉牡丹賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったレーザービームに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月10日、中1週で迎えた43戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた44戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。