クリノコート（2002年生、母クレアコート）

クリノコート（2002年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時15歳）と交配したクレアコートが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2005年の一般C15。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,270.5万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月10日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月27日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳戦の牡丹賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

7月31日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C23（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のチュウオーベガに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C15（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のプラトーフォンテンに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。