バトルクライ（2019年生、母ディアコメット）

Battle Cry

2019.05.16

バトルクライ（2019年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ときの声、かん声」。毛色は栗毛。種牡馬のイスラボニータ（当時8歳）と交配したディアコメットが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。2023年の根岸ステークス(G3)で3着に入った他、2022年のユニコーンステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月24日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月31日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3歳（2022年）

1月29日、中5週で迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコブラクローに約10馬身の大差をつけて未勝利戦を制した。

2月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクロジシジョーに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月1日、中8週で迎えた7戦目は、3歳オープンの端午ステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月19日、中4週で迎えた9戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月8日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの西湖特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のヨンクに1馬身3/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月6日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のガンダルフをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

12月4日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたデンコウリジエール決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4歳（2023年）

1月7日、中4週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、すばるステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドライスタウトをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

1月29日、中2週で迎えた14戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月27日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るジレトールを圧倒的な末脚で半馬身差し切ってファンの支持に応えた。

5歳（2024年）

5月25日、約12か月の休養明けで迎えた16戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びあぐねて16着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた17戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、大沼ステークス（函館ダート1700m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

7月6日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は504kg。13頭立ての大外13番ゲートからスタート。競走除外となった。