ニシノヘブンズドア（2001年生、母ニシノテンモン）

ニシノヘブンズドア（2001年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天の扉　母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時9歳）と交配したニシノテンモンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着1回、中央障害8戦1勝2着3回、地方1戦0勝。2006年の新潟ジャンプステークス(ハンデJG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

6月22日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は544kg。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

3歳（2004年）

4月11日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月25日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシルクフィクサーに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月3日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

12月4日、中6週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

12月25日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた14戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた15戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

5月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の紫雲寺特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったマーブルバルダーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月29日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

7月17日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた19戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

12月11日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

5歳（2006年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた24戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったコネクトフォーから3馬身半差の2着に敗北した。

5月6日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイヤーザンヘブンから約14馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月22日、中7週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のヤサカフレッシュに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

8月19日、中3週で迎えた28戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったストームセイコーからクビ差の2着となった。

9月18日、中3週で迎えた29戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2007年）

7月29日、約10か月半の休養明けで迎えた30戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての13番人気で18番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

10月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。