ストームセイコー（2001年生、母Micheline）

ストームセイコー（2001年3月1日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「嵐＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のカリズマティック（当時5歳）と交配したMichelineが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦1勝、中央障害21戦3勝2着1回。2006年の新潟ジャンプステークス(ハンデJG3)に勝利した他、2006年の福島ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

6月28日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 小雨/不良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミヤコノゴールドに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月7日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は減速してしまい16着に終わった。

10月26日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3歳（2004年）

4月11日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

6月19日、中2週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4歳（2005年）

1月30日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた13戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた16戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のモウメントに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた17戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた19戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月24日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

5歳（2006年）

1月7日、中1週で迎えた21戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた22戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月11日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月25日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた24戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（1戦1勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた25戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のサンダーロールに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月29日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアドニスシチーから半馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノヘブンズドアをクビ差制して重賞ウィナーの称号を獲得した。

12月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（5戦3勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。12着に敗れた。

12月23日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた29戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で穂苅寿彦騎手（6戦3勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。5着を確保した。

6歳（2007年）

3月24日、約3か月の休養明けで迎えた30戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で穂苅寿彦騎手（7戦3勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で穂苅寿彦騎手（8戦3勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月9日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた32戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた33戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 曇/良）に64kgの斤量を背負って出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（9戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。